- 知覧深むし桜島
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知覧で主に製造されている「深むし茶」は、茶の葉っぱの形よりも味本位に製造されたコクと甘味のあるまろやかな味が特長。
普通の煎茶よりも充分に時間をかけて強く蒸すために多少粉っぽく見えますが、むしろ、この部分がおいしさのポイント。 水色は、深い緑色で、火香を強くつけることにより、大変香ばしく、うまみが引き立ちます。- 商品名
- 知覧深むし茶 桜島
- 容量
- 100g×1

本県の茶業は、800年余前、南さつま市金峰町阿多白川に平家の落人が伝えたという説や、足利時代に勇水町吉松の般若寺に宇治から
茶種子を取り寄せ播いたという説があり、また、島津家の菩提寺として開山された出水市野田町感応禅寺に明恵上人により伝え
られて始まったといわれている。
その後、島津藩政時代に奨励され、明治に入り静岡から近代茶業の導入を図りながら振興されていたが、
本格的に栽培されたのは第二次世界大戦後のことである。

昭和34年(1959)国の国産紅茶振興計画に沿って、紅茶産地として苗木生産、増殖拡大が積極的に進められた。昭和37年(1962)には、面積1,600ha、生産量385tに達したが、国際的な供給過剰により国産紅茶は価格が暴落し、不況の兆しが現れてきた。
このような情勢を受けて、国が紅茶を自由化する昭和46年(1971)までに国産紅茶撤退が決定され、本県の紅茶業はわずか10年ももたず、緑茶への大転換が図られることになる。
本県の茶業が飛躍的に伸びた最も大きな要因は、茶園での機械化作業が進んだことである。昭和31年(1956)頴娃町の松元機工が、それまで行なわれてきた手摘みや手鋏での摘採に変え、手持ちのバッテリー式の動力摘採機を開発したことに始まり、昭和39年(1964)には、二人で茶うねをはさんで摘採する可搬型摘採機を、それから、昭和44年(1969)には県茶業試験場と松元機工の共同研究により、乗用型摘採機が開発された。これまで重労働であった摘採作業が効率化、省力化され、規模拡大に大きく貢献することになった。よって、低コストで労働力も少なくお茶を生産することができるようになった為、より良質なお茶を手頃な価格で販売することが可能となった。
また、乗用型摘採機の普及とともに茶園での全管理作業の防除機、中切り機、施肥深耕機も乗用機械化されていった。茶園の病害虫駆除剤を散布する防除機は、より的確に薬剤を散布でき、飛散(ドリフト)をおさえ、散布量を最小限にとどめることが可能となった。
「コク」と「あまみ」の「かごしま茶」 鹿児島の茶産地は、県内全域に分布しており、離島でも種子島、屋久島まで作付けされ、温暖な気候を利用して全国でも早い「走り新茶」の産地となっている。 栽培されるお茶の品種の数は日本一多く、大半を「やぶきた」の生産が占める静岡県に対し、「ゆたかみどり」「さえみどり」「あさつゆ」など温暖な気候をいかした、みどり色が鮮やかな品種など、多種多様な特徴をもったお茶が生産されている。よって、香りに特徴のあるお茶・味に特徴のあるお茶・みどり鮮やかなお茶の色(水色)を持つお茶・外観の良いお茶などを、その時々の消費者ニーズにあわせてブレンドすることができる。 本県は、全国でも平地にお茶を植えている割合が最も高く、新茶の芽吹く4月の時期には、一面、黄みどり色のジュータンがしかれたような、広大な風景を見ることができる。知覧町では、その広大な茶園を利用して、毎年7月頃、乗用型摘採機による「茶摘みレース」といわれる競技大会が行なわれている。摘採における技術の向上や後継者の育成を目的とし、現在では、多くの観光客も訪れて、地域をあげた盛大なイベントとなっている。 本県各地域でも、グリーンツーリズムの一環として、茶摘み体験、手もみ体験、茶園見学とお茶のいれ方教室をセットにしたバスツアーなど、茶業界一丸となって積極的に取り組んでいる。
食の安心・安全の要求が高まりをみせているが、本県では全国に先駆けて平成5年(1993)3月から「クリーンな『かごしま茶』づくり事業」に取り組んでいる。まだ食の安全が問題化する以前からの先進的取り組みであったため、全国から大きな反響があった。その後、他方面で、環境保全や異物混入、表示義務違反、残留農薬等の食の安心・安全に関する問題が次々に表面化してきたが、この取組みを早くから始めていたお陰で、県内全茶業団体が一体となってスムーズに対応することができた。このことから、事業の大きな成果を上げ、全国の茶業関係者から高い評価を受けたといえる。その一つの成果として、平成13年(2001)2月に(社)鹿児島県茶生産協会が国主催の第6回環境保全型農業推進コンクールで、農林水産大臣賞を受賞の栄に浴した。その後、消費者の食の安心・安全への関心はさらに高まり、生産履歴への取組みに向かうことになる。施肥・薬剤の散布などの記録や徹底した茶園管理を、生産者・農協・技術指導機関・経済連・茶商、業界一丸となって、地球に優しいお茶づくりに取り組んでいる。
県内でのお茶の生産量は、多い順に ①頴娃町 ②知覧町 ③有明町 ④枕崎 ⑤溝辺町 ⑥川辺町 となっている。平成19年(2007)12月1日に 頴娃町、知覧町、川辺町が合併し「南九州市」が誕生した。市町村域では、静岡県「牧之原市」を超えて「日本一」の生産量を誇っている。(2008年現在) 「知覧茶」の栽培は温暖な気候と、山間冷涼でよく霧がかかり日光の光を遮断する天然の覆いができる為、そこに茶葉の甘みを増す効果がある。よって、全国をはじめ九州や県の各種品評会で毎年上位入賞をしている。 知覧で主に製造されている「深むし茶」は、茶の葉っぱの形よりも味本位に製造されたコクと甘味のあるまろやかな味が特長。普通の煎茶よりも充分に時間をかけて強く蒸すために多少粉っぽく見えるが、むしろ、この部分がおいしさのポイント。水色は、深い緑色で、火香を強くつけることにより、大変香ばしく、うまみが引き立つ。

